ウェブ戦略

動画マーケティングで重要な映像の作り方や長さ、撮影方法

ビジネスで売上を伸ばすことを考えたとき、動画マーケティングは非常に有効です。私もYouTubeを含めた動画を利用することにより、大量の集客や商品販売に成功しています。

ただ、このとき適切な動画の作り方を理解しておく必要があります。動画を撮影するときのポイントや長さ、編集のコツを学ぶことによって、どのように動画マーケティングを実施すればいいのか理解できるようになるのです。

また、動画ではメッサージや構成を考えなければいけません。あなたが取り扱う商品・サービスのターゲットとなる人に向けた内容に注力するのです。これを外してしまうと、せっかく撮影した映像が対象顧客に見てもらえなくなる可能性が高いです。

そこで、ビジネスでの動画活用において、どのように考えて動画作成を実施すればいいのかについて解説していきます。

ターゲットとなる視聴者を設定した上で動画撮影する

映像制作をする前に必ず行うべきものとして、自社の商品やサービスの対象となる人に向けて情報発信することがあげられます。そうでなければ、あなたの商品・サービスが売れることはないからです。

例えば、あなたがダイエット器具を販売するビジネスを行っていたと仮定します。

このとき作った映像の中で、「アンチエイジングを意識した食事の摂り方」などのように、ダイエット器具に関連性がない内容を扱っていた場合、残念ながら商品販売にはつながりません。確かにアンチエイジングについて学ぶことはできますが、ダイエット器具を購入したいとは考えないのです。

アンチエイジング(若返り)とダイエット(体重を減らすこと)は別物であり、動画の内容と商品がつながりません。そのため、あなたが扱うダイエット器具に興味を抱くことはありません。

そこで、売りたい商品と関係のある映像制作に取り掛かる必要があります。今回の場合であれば、「ダイエットでの運動の重要性」「ダイエット器具を使った運動の効果」など、ダイエット器具との関連性が強い情報だけを動画内で扱うのです。

例えば、以下は実際にダイエットについて解説しているYouTubeですが、内容は「肥満が体に与える影響」になっています。

このように、あくまでも売りたい商品に関する動画を作る必要があります。

また、ダイエット器具に関連する内容を動画で扱うにしても、商品紹介をするだけの映像になってはいけません。そのような動画はテレビコマーシャルと同じであり、単なる宣伝広告に過ぎないからです。多くの人は、広告を避けます。そこで、視聴者が「役に立つ内容だ」と思ってもらえるような動画を作り、提供していかなければいけません。

やみくもに映像制作すればいいわけではなく、最初に動画のコンセプトを確立しましょう。

ビジネス用のWeb動画の構成:伝える内容を1つに絞る

また、自社の事業に動画を活用したいと経営者の中には、「1つのウェブ動画の中に、できるだけたくさんの情報を盛り込んだ方が良い」と考える人がいます。

しかし、これはやってはいけない間違いです。実際のところ、動画内で伝える情報が増えれば増えるほど、視聴者はその内容を把握できなくなります。

例えば、あなたが初めてスノーボードをするため、滑れるようになりたいと考えていたと仮定します。

このとき視聴した動画が、「スノーボード超初心者が学ぶべき滑り方」という1つのテーマに絞ったものであった場合、「自分が探していた動画はこれだ!」と感じ、集中して動画を視聴しようとするはずです。

一方で動画の内容が「スノーボード初心者が学ぶべき滑り方から、上級者が行うターンの方法までを解説」であればどうでしょうか。これだと内容が広範囲でありブレているため、超初心者の人は「上級者の方法はどうでもいい」と考え、動画を見ません。

・分かりやすい動画の特徴は「1つだけを伝えている」こと

そのため、あなたがビジネスとして動画を活用する場合にも、視聴者に伝えたいことを伝達できるように、1つのテーマに絞った動画を発信することが大切です。

例えば、あなたが化粧品の販売ビジネスを行っていたとします。このとき、1つの動画の中に「化粧の正しい落とし方」「皮膚の乾燥を抑える方法」など、複数の内容を詰め込んではいけません。「化粧の正しい落とし方」を動画で伝える場合には、それだけを教える動画を作る必要があります。

これにより、化粧品に興味がある視聴者があなたのウェブ動画を見たとき、「分かりやすい動画だ」と感じてくれます。動画制作では、1つの内容に絞った映像にすることがコツとなりまです。

動画の長さ(尺)は長くても15分ほどにする

一つの動画で伝えたいことを絞ることから、動画の長さ(尺)はそこまで長くはなりません。YouTubeを含め、アップする動画時間は長くても15分以内にしましょう。基本は5~10分ほどの動画が適切です。

例えば、以下は実際に私がYouTubeにアップしている動画になります。今回の動画であれば、10分ほどに収めています。

なぜ、動画の尺をこのように短く設定する必要があるのでしょうか。それは、無駄に長い動画だと見られないからです。

映画やドラマ、アニメを鑑賞する場面であれば、2時間であっても見てくれます。もともと、興味をもって見てくれるからです。

一方でビジネス用のWeb動画だと、しっかりは見てくれません。たまたまどこかのサイトやブログに埋め込まれていたり、YouTubeにリストとして表示されていたりするだけの場合がほとんどだからです。目的をもってしっかりと見ようとは考えていません。

そうしたとき、動画の長さが例えば40分だと非常に長いと思われ、再生された瞬間に動画を閉じられてしまいます。そこで、できるだけ軽い気持ちで視聴できる映像制作を心がけなければいけません。

そのため動画の構成をできるだけ簡潔にして、伝えたいことを一つに絞り、15分以内の動画を作るようにするのです。

映像制作会社への依頼や専門の機材は必要なく、スマホで十分

ただ、このとき多くの人が失敗することとして、映像制作を専門の制作会社に依頼したり、高額な専門の機材を購入しようとしたりすることがあげられます。

しかし、制作会社に依頼するほど失敗します。理由は単純であり、キレイな動画は見られないからです。一般的に「美しいプロのような動画 = CM広告などの売込動画」という認識があるため、映像制作会社に依頼するほど成約率が下がり、売上につながりません。

また、プロでもない素人が専門の機材を購入したとしても使いこなすことができません。そのため、結局のところ意味がありません。

実際のところ映像撮影するとはいっても、作り方を考えるときはスマホで問題ありません。実際、私が動画マーケティングとして映像を撮るとき、スマホをわりと高い頻度で用います。

または、家庭用のビデオカメラを利用することも多いです。私は以下のように、ホワイトボードの前に立ってビジネスに関する情報を発信していますが、これは家庭用のビデオカメラを利用しています。

実際の撮影機材は以下のようなものになります。

ビジネスでは費用を抑え、リスクなく効果の高い方法を選ばなければいけません。そのため映像制作会社は不要ですし、無駄に高い機材も必要ないのです。基本はスマホで問題ないですし、購入するにしても家庭用のビデオカメラまでにしましょう。

登場人物が少なく、被写体が大きい構成で動画を作る

また、ビジネス用の動画を作成する場合、基本的には出演者の数はできるだけ少なめにした方が良いです。登場人物が多くなるほど、動画の内容自体が複雑になってしまうからです。

一方で出演者の数をできるだけ少なくした場合、動画の内容がシンプルなものになり、まとまりやすくなります。人が登場するにしても、3人が限界です。私も以下のように3人が登場する動画を撮影することはありますが、それ以上の登場はありません。

もちろん、懇親会の様子を撮影するなど事情がある場合、多くの出演者がいるのは問題ありません。ただ、動画コンテンツとして有益な情報を提供することを考える場合、動画構成で多くの登場人物がいると非常に伝わりにくくなることは理解しましょう。

・被写体を大きくする意義

同時に被写体(人間や物など、メインとなる登場物)はできるだけ大きく写すように構成を考えるといいです。

テレビで映像を見る場合、画面そのものが大きいです。これと同じように、パソコンを使ってフルスクリーンの状態で動画を見る場合にも、大きな画面で動画を見ることができます。その場合は映っている人物などの被写体が小さくても、はっきりと目で捉えることができます。

しかし、テレビやパソコンのフルスクリーンなど、大きい画面で見ることを想定した動画を作ってはいけません。ビジネス動画の視聴者の多くは、小さな画面で動画を見るケースの方が圧倒的に多いからです。

実際のところ、ビジネスで動画を活用するときには、サイトやブログなどの自社媒体や動画共有サイトなどに投稿するケースが多いです。

この場合、サイトを訪れたお客さん(視聴者)は、以下のようにパソコンの画面の一部を使って動画を見ることになります。

そのほかにも、携帯電話(スマホ)などを使って動画を視聴するケースは多いです。この場合には、フルスクリーンで動画を見ることが多いものの、画面自体が非常に小さいです。そのため、小さめの被写体を目で捉えるのは難しくなります。

このことから、ビジネス用の動画を撮影する場合には、被写体をなるべく大きくする必要があります。「これでは大きすぎる」と感じるくらいまで、被写体のサイズを拡大させるといいです。

カンニングペーパーを見ながら話す

動画の作り方を勉強し、情報発信する内容を考えた後は実際にスマホなどで撮影するだけです。ただ、カメラに向かって話すだけだと、高確率で何度も撮り直すことになってしまいます。撮り直しが多いと、当然ながら無駄な時間を取るようになります。

そこで、できる限り一回の撮影で終わるように努めましょう。実際のところ、私が映像制作するときは何度も動画を撮影することはなく、一回で撮影を完了させることがほとんどです。

それでは、具体的にどのような対策をしているのかというと、「カンニングペーパーを用意する」ことがあげられます。どのような動画を撮影するときであっても、私は必ずカンニングペーパーを利用しています。

動画なので、カメラに写っている範囲外の部分が乱雑になっていても問題ありません。そこで私の場合、壁に以下のような「話の流れや構成」を書いたカンニングペーパーを貼ることで、次に何を言えばいいのか確認しながら話を進めるようにしています。

または、ホワイトボードを使わずに対談やインタビュー形式で撮影する場合、ホワイトボードに「聞かなければいけないこと」をメモ書きしておきます。その後、ホワイトボードのメモを確認しながらインタビューを進めていくようにします。

いずれにしても、何もヒントのない状態で動画撮影を進めることはあり得ません。必ずカンニングペーパーを用意したうえで撮影を開始します。メモ書きを用意して動画を作れば撮り直しをできるだけ少なくできるため、カンニングペーパーは動画撮影で必須です。

撮影した動画を編集する:字幕は不要

動画を撮影したら、後は編集するだけになります。

このとき、映像制作のプロのような編集技術は必要ありません。動画の内容は非常に簡単な構成になっているはずなので、「ビデオカメラ(またはスマホ)の撮影ボタンを押した部分」と「撮影終了のボタンの押した部分」について、最初と最後だけをカットすれば問題ないです。

そのため、ものすごい高額な費用の編集ソフトを購入する必要はありません。無料ソフトでもいいし、一般的な価格帯の動画編集ソフトでも大丈夫です。

参考までに、私は「Corel VideoStudio」という動画編集ソフトを活用しています。安い通常版を利用しており、値段は4,000円ほどです。以下が実際の編集画面です。

映像の最初と最後をカットするだけであり、編集作業自体は数分で終わります。

・字幕は不要

このとき、字幕を入れようかどうか悩む人がいます。当然ですが、字幕を入れた方がより親切です。

ただ、実際のところ字幕は不要です。私も動画に字幕は入れていません。字幕なしで編集した後、すぐにYouTubeなどへアップロードしています。

字幕を入れてもいいですが、圧倒的に労力がかかるようになります。本来なら10分ほどで編集作業が終わるにも関わらず、字幕まで入れるとなるとそれだけで3~5時間以上の作業時間になってしまいます。

正直なところ、そこまで字幕に労力を費やす暇があるのなら、他の動画を撮影してコンテンツを増やした方がいいのではと思います。

動画マーケティングの基本は、「有益な動画を大量にYouTubeへアップしたり、メルマガとして読者に情報提供したりする」ことです。そうした動画マーケティングで重要なことを理解したとき、頑張るべきは字幕ではなく、有益な動画の量産であることに気が付きます。

映像制作をするとき、字幕なしでも問題ないので無駄な編集時間をできるだけ少なくしましょう。

少額の費用で動画マーケティングを実施する

実際に動画マーケティングを実施するとき、動画の作り方や長さ(尺)、撮影方法を含め、私の実体験を交えて解説してきました。

ネットビジネスの手法を活用して集客を考えるとき、うまくいっている人ほど映像制作会社を使わず、高価な機材も保有していません。できるだけ少ない費用で動画コンテンツを作り、YouTubeなどへアップしています。

このとき、撮影する動画で伝えたいことを一つに絞り、動画の長さ(尺)を15分以内に抑えるようにし、カンニングペーパーを用意したうえで撮影するようにしましょう。撮り直しをなくし、労力をできるだけ少なくするのがコツです。

また、編集作業もできるだけ簡素にした方がいいです。字幕など面倒な作業は考えなくてもいいので、有益なコンテンツを大量に生み出すことだけを考えましょう。実際、ネットビジネスでの成功者(YouTuberは除く)ほど字幕がなく、簡潔な動画を作成しています。

ビジネスではシンプルなほどうまくいきます。これは、動画マーケティングも同様です。できるだけシンプルで分かりやすい、メッセージを絞った動画をたくさん作るようにしましょう。そうすれば、集客がスムーズになってビジネスでの売上が伸びるようになります。

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