営業戦略

ビジネスではメリットを提示し、目上の人と人間関係・人脈を作るべき

経営者や個人事業主としてビジネスを動かしていると、いろいろな人との出会いがあります。自分のビジネスに大きく寄与してくれる素晴らしい人に出会えるかもしれませんし、自分を励ましてくれる良い人と組めるかもしれません。

このとき、できるだけ優れた人と会うことでビジネスを加速させていく必要があります。特に自分よりも目上の人と組むことができれば、一回のアドバイスが後の何百万円にも化けます。

ただ、どのような人でもいいので付き合えばいいわけではありません。実際にビジネスで成功するためには、付き合う人間を慎重に選ぶ必要があります。自分のビジネスに良い影響をもたらす人との交流を積極的に持つようにするのです。

しかし、アプローチ方法を間違えると嫌われてしまいます。そこで、「どのようにして優れた人と付き合い、人間関係を構築していけばいいのか」について解説していきます。

相手のメリットを提示してビジネスを加速させる

どのようなときに人が動くかというと、理由は一つだけです。それは、「自分にメリットがあるかどうか」という基準です。これ以外にありません。

人間はとても合理的に生きています。そのため、メリットがないのに人を動かそうとしても意味がありません。

もちろん例外はあります。親や恋人、親友などです。こうした間柄であれば、メリットなどは関係なくなります。ただ、それまで知らなかった他人同士を動かす場合、メリットを用意しなければいけません。

ただ、これを勘違いする人は非常に多いです。例えば、私は当サイトを運営していることから分かる通り、ビジネスに関する情報発信をしています。特にサイト運営で収益化する方法を得意としていますが、わりと頻繁に「稼ぎ方を教えてほしい」というメールが届きます。

ただ、その質問に答えたところで私にメリットは生まれません。そのため、どうしても無視してしまいます。赤の他人に対して、自分の貴重な時間を使って丁寧にメールを返信している暇などないからです。あなたも、知らない人からいきなり「教えてくれ!」と言われても意味が分からないと思います。

そこで、相手にメリットを与えましょう。このとき、相手にとってメリットのある提案(絶対に断られない提案)をしていけば、拒否されることがありません。さらにいうと、相手に頼むときは以下の2つの方法でアプローチする必要があります。

  • 相手に必要なスキル・情報を与える
  • お客さんになる

この中から選ばなければなりません。それぞれについて確認していきます。

 相手が欲することを考え、与えまくる

まず、あなたがもつスキルや情報について、相手に何を与えることができるのか考えましょう。当然ながら、相手が望んでいることをオファーしなければいけませんが、正しくオファーをすれば断られることは確実にありません。

例えば、私はセミナーを開催することがあり、そのときに受付を依頼することがあります。そこであるとき、過去のセミナー参加者の中から「受付をお願いできる人」を募集したことがあります。先着順でしたが、このときは募集して30分で受付してくれる人が決定しました。

セミナー講師が自ら受付をするわけにはいかないため、当然ながら受付をしてくれる人は非常にありがたいです。

この人は過去のセミナー受講者ではあるものの、セミナーが終わった後は懇親会という名の飲み会を行い、一対一で直接たくさんのアドバイスをしました。

これと同じように、本当に相手が望んでいる要望であれば、オファーをしたときに相手から「ぜひっ!」といわれるようになります。そうなれば、簡単に人間関係を構築できるようになります。

お客さんになるのは関係構築で最も簡単

ただ実際のところ、相手が欲していることを見つけるのは難しいです。しかし私の場合は、これまで「この人と組みたい」と考えたとき、断られたことがほぼありません。

この理由は単純であり、お客さんとして出向いているからです。実は、お客さんになってしまうのは、きっかけ作りとして非常に効果的です。

もちろん、1~2万円程度のお金で「個別ですべて教えてください」というのは厳しいかもしれませんが、高額塾であれば教えてくれる可能性が高まります。セミナーなどに出席すれば、確実に本人がいるので話しかけることもできます。

また、お客さんとして実際に会って話をすれば、相手が何を欲しているのか分かるようになります。もし、あなたに提供できるスキルや人脈がある場合、それらを積極的に出すようにしましょう。

多くの人はお客さんにならず、いきなりアプローチするために嫌な顔をされるわけです。そのため、信頼関係を築くために「確実に目的の人と会うためには、どうすればいいのか」を考えるようにしましょう。

相手の「本当の望み」を知ることが人間関係の第一歩になる

ただ、いずれにしても会ったときに相手に対して、あなたから優れたメリットを提供しなければその後の人間関係は続きません。このときの人間関係というのは、相手が考えている「本当の望み」を理解しようとする行動から始まります。表面的な言葉や態度では分からない、相手の深層心理を見極めるのです。

例えば、「おもちゃを買って欲しい」とわめいている子供がいるとします。この子供は、本当におもちゃが欲しいのでしょうか。

しかしよく観察すると、本当に欲しいのはおもちゃではなく、「自分に構って欲しい」というメッセージなのかもしれません。もっと言えば、「愛情が欲しい」のが本当の望みである可能性があります。

また、起業して稼ぎたい人がいるとします。この人は、単にお金だけが欲しいだけなのでしょうか。そうではなく、本当は「自分を育て上げてくれた両親を幸せにする」という環境を手に入れたいのかもしれません。

同じように、親しくなりたいと考えている人が何を欲しているのか思考を巡らせましょう。

本当に欲しいものというのは、表面上を眺めているだけでは分かりません。相手の言動や態度などから本気で考えることで、ようやく「本当に望むもの」を推測することができます。

人を助けるためには、そのための能力が必要になる

なお、これら優れた人と良好な関係を構築するためには前提条件があります。それは、「あなたがその人と対等に話せる状態にある」という条件です。

これまで、相手が解決できないスキルや情報を提供することの重要性について解説してきました。これは、人を救うにはスキルがなければ不可能だからです。

例えば、おぼれている人を助けたいとき、どのようにすればいいでしょうか。周囲に浮輪などはなく、人もいません。

そのときは、助けるための必須条件として、あなた自身が泳げなければいけません。泳げなければ、助けに向かうことは無謀な行為となるのです。当然のようですが、現実世界でこれを認識できていない人が多いです。

例えば、起業したことのない単なるサラリーマンが他の経営者と仲良く話すのは無理です。そこで、月1万円でもいいのでゼロから自分の力で稼ぐ体験をしておかなければいけません。

実際のところ、サラリーマンで受け取る月30万円と自分で稼ぐ月1万円であれば、「自分で稼ぐ月1万円」のほうが、圧倒的に価値があります。

独自のノウハウや知識がなければ自分の力では稼げないからです。こうした状態で経営者と話をするからこそ、ある程度は対等に振舞うことができるようになるのです。

物凄い実績は必要ないものの、あなたのスキルを磨いている状態でなければ、何のスキルや情報も相手に提供できず人間関係は構築できないと考えましょう。

一生付き合えそうにない人とは、最初から人間関係をもたない

ただ、当然ながら付き合う人は慎重に選ぶようにしましょう。特にビジネスの世界では、「稼いでいるように見えるダメな人」も腐るほど存在するからです。

世の中のビジネス成功者には、2種類のタイプが存在します。1つ目のタイプは、継続的にビジネスで成功し続けている成功者です。こちらのタイプに属するビジネス成功者とは、何としてでも人間関係を構築する必要があります。

成功し続けている超一流のビジネスマンと人間関係をもつことで、その人からの良い影響を受け、自分自身も超一流の成功者としての考え方ができるようになります。

一方で2つ目のタイプは、打ち上げ花火のように1度だけ大きな成果を出した後、すぐに消えてしまう成功者です。このタイプに属する人間とは、できるだけ関わらないようにしなければなりません。

単発でしか稼げない人は理由があります。例えば、お客さんに無意味な商品を大量に売りつけて利益を出し、多くの人を泣かせた過去を持つ人かもしれません。こうした人のアドバイスを受けてしまうと、ビジネスの足を引っ張るようになります。

人生のピンチやチャンスは人間関係からもたらされる

それでは、なぜこのように人間関係や人脈について深く考える必要があるのでしょうか。それは、良いことも悪いことも人が関係してくるからです。

優れた情報であるほど、人からもたらされます。人脈さえ作ることができれば、インターネット上に載っていない素晴らしい情報が人からやってくるようになるのです。

実際、成功するためには「一流の人たちが集まる場に身を置く」ことの重要性がよく説かれます。これは、そうした高い志をもっている人たちの考え方を吸収することで、自分も成功者としてのマインドになるからです。また、新たな人脈を紹介してくれるなど、良いスパイラルが起こるようになります。

そのため成功者であるほど、付き合う人を見極めます。そこで、まずは自分のスキルを高めたうえで相手に提供できるメリットを考える必要があるのです。スキルがなければいけないのは、実際のところ「世の中で成功者と呼ばれる人は、どのような人に対してもオープンに接しているわけではない」からです。

ダメな人とは縁を切るべき

このとき、優れた人と付き合うことは非常に重要ですが、同時にダメな人とは付き合わないようにしましょう。例えば私の場合、いまでは高校や大学時代の同級生と会うことはほぼありません。会ってもいいですが、彼らが発するのは会社の悪口など、どうでもいいことばかりで、私にとって時間の無駄だからです。

また、大きなチャンスは人からもたらされるものの、その反対に人生のピンチも同様に人からやってくることを忘れてはいけません。残念な人と一緒にいると、同じように残念な現象が起こるのです。そのため、ピンチをもたらす人間に対しては、たとえそれが親であっても関係を断ち切る必要があります。

例えば、お人よしの人間であるほど頼みごとを断れずに利用されてしまいます。頼みごとを聞き入れるのはいいですが、ダメな人からの依頼を聞き続けていると当然ながら無意味なことに多くの時間を費やすようになります。そのため、ピンチをもってくる人間をシャットアウトすることを視野に入れる必要があります。

これについては、たとえ相手が親族でも同様です。お酒や女性関係などで実の親や兄弟が借金を背負っている場合、血がつながっている親族であっても関係を断ち切りましょう。

あなたにそうした問題を処理できる能力が現時点でないのであれば、一時的に関係をもたないようにするのです。そうしなければ、どうやっても解決に向かいません。

人生というのは、付き合う人間だけですべてが決まります。この事実を認識したうえで、ダメな人を切り捨て、良い人脈だけを構築しましょう。

優れた人とだけ付き合い、ビジネスで成功させる

「自分と親しい人の年収を合計し、人数で割ると自分の年収になる」という有名な法則があります。これは真実であり、付き合っている人の質によってあなたの年収は大幅に変わってきます。つまり、周囲にいる人によってビジネスでの成功度合いが違ってきます。

私もいまではビジネスで成果を出していますが、現在では昔の友人とは会うことがなくなり、世の中で一流と呼ばれている人とだけ会っています。これは、そのほうが情報の質が圧倒的に高く、私にとっても有益だからです。

そこでビジネスで成果を出すため、大きな成功を収めている人と仲良くできないかを考えるようにしてみてください。

当然、一瞬だけ稼いでいる人ではなく、継続的に成果を出し続けている本物の人と仲良くなる必要があります。相手が望んでいることを考え、メリットを提供することで人間関係を構築しましょう。

同時にダメな人とは積極的に縁を切っていきます。そうして付き合う人間を整理することは、成功に必要なステップでもあります。ビジネスで成功することを考えるとき、どのような人と人間関係を構築し、人脈を作るのかについて考えるといいです。

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