ビジネス思考への転換 - ポータルサイト運営によるネットビジネス

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出版社と編集者の特徴を知る

 

本気で出版を目指すのであれば、あなたにある程度の実績があることが大前提となります。これは、「あなたにその本を書く資格があるのか」と言うこともできます。読者は専門家から教えてもらいたいため、あなたに経験や知識がなければいけません。

 

もちろん、実績といっても、他の人よりも多少すぐれているだけで問題ありません。私は薬に関する知識がずば抜けていたわけではありませんが、薬剤師であり、莫大なアクセスの集まる薬学系サイトをもっていたために薬の本を出版できました。

 

ただ、他の人から見れば、私が「薬の入門書」を書いても納得してくれるはずです。薬剤師が「病気の治し方」について書いても説得力はありませんが、薬の本であれば問題ありません。

 

このように、本を書くときは「資格」を満たしているのかが重要です。この条件をクリアした後は、本を出すための作戦を練りましょう。そのためには、出版社や編集者の特徴を知っておく必要があります。

 

 出版社によって得意分野がある
そもそも、本を出したい人は「どこの出版社でもいいから、とにかく出版したい」という方がほとんどです。しかし、これはあまり良いとは言えません。

 

私の知っている敏腕の出版コンサルタントは、「著者と編集者を引き合わせるのは、お見合いを行うようなものだ」と言います。つまり、どれだけ著者が優秀であっても、編集者と「何か」が合わなければいけません。これは単なるフィーリングであるため、実力でどうこうなる問題ではありません。

 

ほとんどの学生が行う就職活動と同じであり、単なる「縁」によって全てが異なってきます。出版が決まるには、タイミングなどもあるでしょう。

 

ただ、学生が就活を行うとき、ほとんどの学生はエントリー企業のことを細かく調べています。競合他社と何が違うのかを調べ、面接で聞かれたときに明確に答えることができます。しかし、出版を目指す人の多くは出版社の性質について調べません。

 

出版社によって得意分野が異なります。ビジネス書が強い出版社があれば、実用書に特化している出版社もあります。よく観察してみると、それぞれ個性があります。

 

その中で、出版社へアプローチするとき、「あなたは、なぜこの出版社から本を出したいのか」くらいは答えられるようにならなければいけません。

 

同じビジネス書であっても、学術寄りの出版社があれば、ベストセラーを出すことに最もフォーカスしている出版社、タイトルだけに命をかけて中身のない本を大量に出す出版社などさまざまです。良く観察すれば、多くの違いを見つけることができます。

 

あなたの得意分野から考えて、どの出版社へアプローチすべきかについて検討しなければいけません。

 

例えば、薬の本を出すときであっても、多くの出版社は医療否定本を出そうとします。実際、そのような本の方が売れやすいですし、読者をビクッとさせることができます。しかし、私が最初に本を出したとき、担当編集者からは「中立的な立場で事実を淡々と述べてください」と言われました。

 

要は、センセーショナルなことを書いて下手に読者を惑わすべきではないということです。本当の情報だけを伝え、長く読まれる本を目指そうと言われたのです。ちなみに、その会社は学術寄りの内容を好む出版社でした。

 

このように、出版社によって大きく「色」が異なります。薬の本を書くにしても、「売れればいい」と思って医療否定本を書こうとする出版社が大半です。一方、事実だけを中立的に述べて正しい情報を伝えることで本を売っていこうとする出版社もあるのです。

 

これらを見極め、あなたが書きたい本を定める必要があります。その本の理念に合う出版社を見つけなければいけません。

 

 編集者の性質を知る
本を出すためには、編集者の力が必ず必要です。そのため、編集者の性質をあらかじめ知っておく必要があります。

 

そもそも、編集者は何でもいいから本を出したいとは思いません。そうではなく、「自分の出したい本を作りたい」と思うのが編集者です。逆に言えば、自分が興味のないことに関して本を作りたいとは思わないのです。

 

人によって興味の内容が異なります。例えば、野球に反応する人がいれば、私のようにまったく野球に興味のない者もいます。野球好きの編集者であれば、プロ野球選手からのオファーに対して前のめりになって聞くでしょう。しかし、人によっては一つも興味を示さないのです。

 

そのため、あなたの内容に興味を示す編集者と巡り合わなければいけません。これが、敏腕の出版コンサルタントが「出版はお見合いだ」と言っていた真意です。著者と編集者のフィーリングが合い、ようやく一冊の本が生まれるのです。

 

最後に、編集者(出版社)にとってのお客様は「本を買ってくれる人」だけです。図書館で本を借りる人や古本屋で買う人は、お客様ではないということです。

 

考えてみれば当たり前であり、本屋で新しく本を買ってくれなければ出版社にとって一つも利益になりません。だからこそ、何とか書店で購入してもらうようにするのです。

 

これは、あなたも同様です。出版するとき、著者が自ら率先して本を売らなければいけません。このとき、何とか書店で購入してもらうようにマーケティングを仕掛ける必要があります。

 

図書館で本を借りられるのではなく、古本を購入されるのではなく、「新しい本を買ってもらうにはどうすれば良いのか」を考えてみてください。これを行うことで、本が売れていくための土台を作ることができるようになります。

 

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