ビジネス思考への転換 - ポータルサイト運営によるネットビジネス

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リスク分散の原理・原則を学び、相関と組み合わせを理解する

 

ビジネスで何かしらのリターン(報酬)を得るためには、それなりのリスクを背負わなければいけません。そのときのリスクが大きいほど、成功したときに返ってくるリターンも大きくなります。もちろん、失敗すれば失うものも大きいです。

 

ただ、リターンの大きさを同じにして、リスクだけを減らす方法は存在します。1つは「努力」です。例えば、大学受験では本当に志望校に受かるかどうか分かりません。受験する大学の偏差値を上げるほどリスクも高くなりますが、これは努力によってカバーできます。

 

努力でリスクを極限まで減らし、「偏差値の高い大学へ合格する」という大きなリターンを得ようとするのです。そしてもう1つの方法としては、「リスク分散」という考え方があります。

 

 多くの教科をまんべんなく学ぶ意味とは
ファイナンスではリスク分散の考えが重要になります。リターン(報酬)の大きさがそこまで変わらないにも関わらず、リスクを減らすことができるからです。

 

例えば、試験で特定の範囲だけを勉強するとします。このときのヤマ張りが当たればいいですが、外れると残念な結果が待っています。そこで、多くの人はどの範囲が出題されてもいいようにまんべんなく勉強します。これが、リスク分散の簡単な考え方です。

 

それでは、リスク分散するときには、どのようなルールに従えば良いのでしょうか。実は、リスク分散には2つしかルールがありません。

 

 ・相関の低い組み合わせを選ぶ
2つの要因を比べたとき、それぞれ関係がある場合は「2つの間に相関がある」と表現します。例えば、同じ理系のA君とB君がいたとします。2人は理系であるため、数学や理科は得意です。しかし、国語や社会、英語は不得意です。

 

2人の成績をみたとき、とても似通っています。数学と理科の点数は良く、その他の教科はいまいちです。同じように点数が動いているため、この場合は「A君とB君の間に強い相関がある」といえます。

 

ここで、文系のC君が登場します。先ほどとは逆に、C君は数学と理科は不得意であるものの、国語、社会、英語は得意です。この場合、文系のC君と理系のA君は互いに科目ごとの点数がバラバラであるため、相関が弱いといえます。

 

成績と相関の関係

 

もし2人がチームになって組んだ場合、A君とB君のチームではリスクが高いです。数学や理科が出題されれば強いですが、その他の問題では歯が立ちません。

 

一方、A君とC君のチームなら安心できます。どの問題が出題されても、それぞれの得意分野を活かせば高得点を出せるからです。このように、「異なる得意分野をもつ」ことがリスク分散に繋がります。これをファイナンスの難しい言葉で表現すると、「相関の低いものを組み合わせる」となります。

 

 ・できるだけ多くのパターンで組み合わせる
相関が低いもの同士であると、1つがダメな場合はもう片方が補ってくれます。相関が高いもの同士では、リスク分散とはなりません。リスク分散を行うためには、適切な組み合わせが重要なのです。

 

また、これら異分野同士を「できるだけたくさん組み合わせる」ことで、さらにリスクを減らせるようになります。

 

先ほどの例であれば、運動の得意なD君が加われば、学校の運動会で好成績を出せる可能性が高まります。音楽が得意なEさんが入れば、音楽発表会で芸術性の高い内容に仕上げることができるかもしれません。

 

もしこれが特定の分野だけに特出した集団であれば、ある1つのことには強かったとしても、他の要因になった瞬間に何もできなくなります。要は、相関が低い組み合わせを選ぶだけでなく、これをできるだけたくさん集めた方がリスク分散となるのです。

 

ビジネスで考えると、1つのことしか行っていない会社は危険です。環境が変化してその分野で稼げなくなれば、一瞬にして収益性が悪化するからです。そこで、多くの企業はコアとなる技術を利用して、他の分野に進出しようとします。これは、リスク分散の観点から考えて当然であるといえます。

 

また、特定の分野に特化した人材だけを集めている企業も危険です。一芸しかできなければ、その分野で稼げなくなった瞬間に会社の運命が尽きるからです。

 

それよりも、特殊能力をもった異分野集団を寄せ集めた会社の方が生きていける確率は高いです。環境の変化があったとしても、互いに補いながら困難を切り抜けていくことができるからです。

 

このようなことを考えながらリスクをできるだけ減らし、大きなリターンを得るように工夫していきます。ファイナンスの考え方を学べば、このように実生活でもビジネスでも活かせるようになるはずです。

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